MOON PHASE 雑記

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・「まほらば 〜Heartful days〜」第22話
取り立てて驚くような事もないベタベタな展開でも、普段とのギャップがある沙夜子さんの自己主張だけでこんなにも新鮮な話になる。後半詰め込み気味で、『怨むわ…、呪うわ…』とか、朝美ちゃんが父親とも血の繋がりがない事を知った時のショックとか、丑三さんが生きるのに疲れたら帰ってこいと言うまでの間とか、心理描写に費やす時間が足りてない気がするけど、黒崎親子がいなくなった間の、ほんの些細な『当たり前』が変わってしまった時の鳴滝荘のみんなの行動や、お見合い写真を見つけた時の衝撃など、それを補って余る程の要素が追加されていたので十分満足。昨日ネタバレを書いたクライマックスに向けて、ここまでやってくれたスタッフを信じて、残り4話、楽しみに待ちますよ。

追記. 放蕩オペラハウスさんの感想で、さすがに気になったのでツッコミさせて貰うと、まひるがぶっきらぼーなのは帰国子女で、まだ片言の日本語しか喋れないから。沙夜子さんの自殺癖の真相は、アニメ版でやってない『きずな』で白鳥くんが的確なフォローをしてるから、原作は原作で問題ないのですよ。

・「ゾイドジェネシス」第8話
気付いてて敢えてはぐらかしてるのかと思いきや、素で猫もどきと勘違いしてるザイリンさん、まるでドリフのコントのようにルージを跨いで行くザイリンさん、敵がすぐそこまで来ているのに、寝起き姿ではゾイドには乗れないと言うザイリンさん、そして、ルージが逃がれた先には色っぽい後ろ姿でシャワーを浴びている…ザイリンさん。『今は行くが良いルージくん』って、いい加減説得力もなくなってきたザイリンさん。朝から笑い殺す気かッ!少しやり過ぎで不快な今日のエウレカよりも、ザイリンさんの方に笑いの神が降りて来てるな。結構そういうものだとはぐらかされる燃料問題を描く事は好感が持てるんだけど、些か強引過ぎかも。相手側の抜け穴=地下水路ではなく、相手側の落ち度=ザイリンさんだろ(笑)。最後のシーン、目的を同じにして一緒に進み出す所は見ていて気分が良いね。次回は温泉。ミィ様&コト姉祭りか、ルージくん&ザイリンさん祭りか、出来れば両方希望。

・「絶対少年」第2話
寺でいつも遊んでいると聞いて訝しげな表情をする歩、田菜の住人とは距離があり、都会出身と聞いて恐らく親近感のようなもので携帯番号を交換しようという潮音と、やはり不振になる歩。物語としては全然進んでないんだけど、癖のあるキャラクター同士の会話が妙に面白い。この空気感だけで話を保たせてる事は、昨今のアニメとしては貴重で、凄い事をやってるような気がする。なんとなく、田舎を舞台にした伝奇モノのエロゲーに雰囲気が似てるとも言えるが。『恋姫』とか『果てしなく青い、この空の下で…。』とか…。オカカ婆を撮ったり、携帯番号の交換とか、外伝小説でも写真を撮るシーンや、電波の圏内・圏外を気にしたりとか、フェイクでなければ携帯電話は重要アイテムなんだろうな。過去の記憶を取り戻すのが当面の目的のようだけど、昔の歩の事や真相を知っているような美玖は一体何者?つーか、何歳だよ。それにしても、胸元のアップとか、ローアングルで舐めるようなカットとか、くるぶしの虫刺されを掻く描写とか、いちいちエロすぎる。オーケー、スタッフのこだわりが溢れるフェティッシュ満載な素敵作品と認識した。

・「IZUMO -猛き剣の閃記-」第9話
ヤバイ、別の意味で面白すぎる。昔馴染みの馴れ合いのような温い四聖獣と麟のバトル、設定無視されると思っていたヤタローは正体を見せるも即死亡、前作(原作)がかなりの勢いで無かった事にされてる過去話、極め付けは学ランのまま寝てるし、うなされて、猛と同調(?)して、なぜか合体する剛。本当は、ヤタローは猛と契って勾玉として力を貸すんだけどなあ。ヒミコは両方の世界の創造主ですか。主人公側の女の子達は活躍しないし影が薄すぎるので、ひたすらスサノオに一途なヒミコがメインヒロインにすら見える。次回の黄泉比良坂は、予告の映像だけなら原作通りに見えるけど、恋人って…猛と琴乃は、まだそういう仲にはなってなかったと思うのだが?

プリっち中。マジ面白いです、これ。