MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「ゼロの使い魔」(8)『望郷の小夜曲』

正式な発売日も過ぎたのでもう少し細かく感想を。この巻を一言で表すとすれば、そう 胸 革 命 バストレヴォリューションだ。たったこれだけのことに3ページも費やすヤマグチノボル先生は神じゃないかと思った。7巻を読了した時点で、ハーフエルフは4人目の虚無の使い魔、才人は槍を手に入れてパワーアップ、と安直な予想をしてたんだけど、プロットとしては予想通りの展開で、内容はその上を行ってくれました。国のトップは頭が緩すぎで、おままごと政治やってるわけですが、ゼロに戦争や政治の話は期待してないので、物語を壊さない程度に留めておいて欲しいね。才人はルイズ一筋なのは揺るがないのに、自分を卑下にする傾向は相変わらずで、勝手に自己完結しちゃうものだから、ルイズが痛々しくて見てらんない。でも、それは読者の視点でルイズの内面を覗くことが出来るから言えるだけで、実際は、7巻の疑似結婚式の時に、自分に笑顔を見せたのが2回だけだと言ってるので、衣食住を共にしてる惚れた女の子の笑顔をそれしか見てないと考えれば、才人もよく愛想尽かさずに頑張ってると思う。新キャラクターのティファニアは、エルフとして恐れられているのもあって、ある意味純粋培養なので、無垢な良い娘だな。虚無の担い手だし、胸の事もあるし、今回ルイズの自殺を防いだりルイズを励ましていたシエスタが、挿絵すらなくて*1立場危うしなのでは(笑)。虚無の担い手が4人、虚無の使い魔も4人いる事が判明して、スケールが大きくなってきたので、ここで一度整理してみる。

王家 秘宝 指輪 虚無の担い手 虚無の使い魔 能力
トリステイン 始祖の祈祷書 水のルビー ルイズ 才人 神の左手ガンダールヴ
(あらゆる武器を扱える)
アルビオン 始祖のオルゴール 風のルビー ティファニア ?(アニエス?) ?(記すことさえはばかれる)
(ルーンは胸?)
ガリ 始祖の香炉 土のルビー ジョゼフ シェフィールド 神の頭脳ミョズニトニルン
(あらゆる魔道具を扱える)
ロマリア 火のルビー ?(ロマリアの司祭?) ジュリオ 神の右手ヴィンダールヴ
(あらゆる獣を扱える)

水のルビー・始祖の祈祷書はルイズ、土のルビー・始祖のオルゴール・始祖の香炉はジョゼフ、火のルビーはキュルケがそれぞれ所有。風のルビーはアンリエッタが売却?4つ目の秘宝はロマリアが所有してると見て良いか。あと、今回ティファニアとフーケの繋がりも示唆されてたので、次回以降、ティファニア達の村にフーケとワルドが来る展開もありかな?

*1:ギーシュ作の才人像を壊した時の挿絵がありました。すっかり見落としてました。