MOON PHASE 雑記

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「キスダム -ENGAGE planet-」第26話

愛は地球を救う!まあ、タイトルにある『ENGAGE planet』通りの結末と言えば聞こえは良いけど、ハッピーエンドかどうかは疑問。地球を救って、シュウはネクロワールドに囚われたままとか、アクエリオンのラストに近いものはあるけど、これを少年漫画的王道ストーリーだと言っていた総監督の思考はある意味裏返ってるだろ。あと、結局『キスダム』ってなんだったんでしょうか?だ→キスダム説が本当に思えてくるぜ。最初から最後まで由乃ーっ!を貫き通したシュウはさすがだが、寝取りダイバー・七生センセイの超活躍っぷりの前には霞んでしまうな。僕の名前は七回生き返るって書くのさ!とか、最終回にして名言飛び出しすぎ。樹の身体を借りて復活してその後放置、乃亜のセリフで幕引きかと思ったら、七生鳥の奇声で終わりとか、あんた間違いなくこの作品のMVPだよ(笑)。ようするに、ヴァリレイのご主人様が、ネクロワールドの生と死の狭間に囚われてる由乃オリジナルであり、由乃オリジナルに永遠の命を与えるためのネクロダイバーを完成させようとして、由乃のコピーを餌にして死者の書を並行世界にばらまいてた。それが、今回は偶然なのか必然なのか、同じ由乃コピーを2人のネクロダイバーが同時に愛してしまった。そして、由乃オリジナルの説得により、2人が死の痛みを受け入れたことで奇跡が起こり、絶望から希望へと変わって、ヴァリレイの策略を打ち破ったって事?『ゲルドの鏡』がこれほど重要なアイテムだったなんて。でも、死者の書が剣、由乃のペンダントが勾玉だったから、3種の神器としては正しいんだけどさ。始まる前から不安いっぱい、3話で作画崩壊、4話で総集編、それ以降も迷走を続けながらも、ネタ方面では失速することなく突き抜けた怪作でした。何が起こってもおかしくないギリギリ感を、ライブ感覚で楽しめた者勝ちだったよな、これ(笑)。