MOON PHASE 雑記

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「CLANNAD」第2話

朋也が歩けば美少女に当たる。Keyの伝統とも言える、電波系アホの子スパイラルは、耐性のない人だと頭が痛くなるかもね(笑)。そんなわけで、ことみ&風子登場。オープニングから察するに、有紀寧や芽衣は脇役扱いっぽいので、メインヒロインはこれで全員顔見せしたかな?アニメ版の朋也は、不良だと避けられていて、何事にも受け身で、やさぐれてる人間にはとても見えないぞ。渚に限らず、女の子相手に積極的で優しすぎるし。ほとんど「Kanon」の祐一と似たようなキャラ付けに変えられてしまってる。渚にバスケに誘われたときの葛藤が足りないから、肩が上がらないことをカミングアウトする際の悲壮感が足りないし、そもそも、渚とのコミュニケーション描写が絶望的に不足してるからなあ。春原や古河両親との絡みをほとんど省いて渚ルートだけ進めてる感じ。このままだと、あと数話で朋也と渚は付き合い始めそうなんだけど、2人が付き合ってる状態で、他のキャラのシナリオを消化するのか?朋也との恋愛ありきの杏&椋ルートが鬼門。明らかに尺不足で、原作のイベントをツギハギしただけの学園編になってしまいそうだ。あっちこっちとフラフラさせず、渚だけに絞って落ち着いた描写で日常を掘り下げた方がシナリオの質は上がるんだろうけど、他のキャラの問題を全て解決して人と人との絆を深めていかないと、CLANNADの根底にあるテーマに背いてしまうし、奇跡も起こらんし。ままならんなぁ。幻想世界の描写は良かった。原作では最も解釈に困った部分だけど、映像化されると受け止め方も変わってくる。