MOON PHASE 雑記

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「織田信奈の野望」第7話

信奈上洛回かと思ったら、やんごとなき姫巫女(ひみこ)ちゃんと行く、世紀末京都散歩回だった。将軍・足利義輝と妹の足利義昭が大陸に亡命してしまったので、光秀ちゃんの機転により、義元ちゃんを将軍に担ぎ上げ、しつこい浅井長政には、女装させた信澄をあてがって同盟し、ようやく信奈は上洛に成功。良晴への恩賞は、ねねが義妹になりました。正妻ではなく義妹だけど、家族には違いないので、ある意味史実通りだ(笑)。そして、いつの間にか相良先輩と呼びつつ、調子に乗ってる光秀ちゃんが、ライバルポジションとして徐々に頭角を現してきたな!今回は、ほぼまるまるアニメオリジナル展開。原作では、次回予告にあった、信奈と京都デートやら、たこ焼き対決やら、梵天丸とフロイスちゃんとの出会いやらが先に描かれていて、信奈からの命令で京都御所を訪れた良晴が姫巫女ちゃんと出会い、神通力によって良晴の未来人としての資質を見出す…って流れだったんだけど、アニメ版は、姫巫女ちゃんの出番を多くして、良晴との交流と、京都の置かれている現状、そしてこれから関わってくる新キャラたちの顔見せを兼ねたシリアス寄りの重要なエピソードに仕立てられてました。オープニングでラスボスポジションな、松永久秀朝倉義景も登場。松永久秀ペルシャ幻術は、半兵衛ちゃんの式神使いと並んで、このファンタジー世界の中にあっても異質だよなあ。ちなみに、たこ焼き対決と、梵天丸とフロイスちゃんとのあれこれは、今後の戦況を左右する重要な伏線だったりするので、さすがにそれを全部カットして今回のオリジナルにされていたら首を捻るところでしたが、次回ちゃんと補完してくれそうだし、構成が良く練られていて、見せ方としては原作より上手く出来てるかも。ただ、謎の仮面のおっさんがここで出てくるってことは、5巻無し確定で、アニメオリジナルの結末になりそうだなあ。そのせいで5巻以降に続ける部分が破綻して、二期の可能性が消える脚本にするのは止めて欲しい…。