MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「天元突破グレンラガン」第10話

どこまでもまっすぐ正論で鋭いところを突いてくるニア、感情論で叩き付けるヨーコ。ニアの言い分が正論なのがわかっていて、それでも割り切れない部分に葛藤しているヨーコと、出会ってわずかしか経ってないのにシモンの本質に迫って、人間をもっと知りたいと願うニア。カミナの話をシモンから聞かされて、それに対して別々の思いを抱いて対立する2人のやりとりがとても気持ち良かった。ニアの背中を狙っていたヨーコの銃口が、一番最初にニアを救ったと言うのが、メンバー全員の心の傾倒に繋がっていたのは感慨深いね。純粋無垢な箱入り娘として何一つ知らされていなかった事が功を奏してか、現時点では曇りのないニアと言うキャラクターの魅力がまさに凝縮された1話だった。ニアの演説で心を掴まれた大グレン団だけに限らず、見ている自分も一発でニアに惹かれてしまったよ。しかし、ニアは本当に螺旋王に捨てられただけなのか。もう少し何か思惑があるのかと予想してたのに。生きてたヴィラルはアディーネの部下に。てっきり、ボケキャラから脱出できないのかと思いきや、アディーネを救った場面はちょっと格好良かったぞ。カミナが死んだことをヴィラルが知った時、どんな反応をするのか。ヴィラルの行動原理に何らかの影響を与える伏線なんだろうけど。ニアの危機を救うために駆け出したシモンの感情でもラガンが反応を示さなかったのは、誰かを救うためなら自分はどうなっても良いと言う自棄になってる自分、自己犠牲の間違った覚悟を捨てない限り、ラガンも答えてはくれないと言うことだろうか?