MOON PHASE 雑記

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「Gift 〜eternal rainbow〜」第10話

狂気と絶望に満ちた世界へようこそ。前回は、ほんの触りでしかなかった。冒頭、黒化する虹とともに、春彦と霧乃が去っていく夢を見る莉子。もうね、親指の爪を囓る霧乃の表情が素敵すぎ。あくまで莉子の夢なのだから、莉子はこの時点で既に、霧乃を病んでる姿として捉えてたわけだ。莉子は、許しを請いに霧乃の所に訪れるも、逆に黒化した霧乃の“問い詰め”発動!“やっぱり”とか“嘘つき”とか、カマかけ怖っ!!莉子がどう言い繕っても、霧乃が言ってる事の方がいちいち正論なので、反論できない。追いつめられて、お兄ちゃんの事以外なら何でもすると言う莉子に対して、霧乃が掲示したのは、これからの春彦君は譲るから、今まで春彦君と過ごした思い出を返して欲しいというもの。その条件をのんだ莉子に、遂に霧乃がGiftを使う。莉子は、春彦との思い出のみを失ったので、過去と現在の辻褄が合わず、泣き喚きながら春彦にキスしたと思えば謝ってみたりと錯乱状態に。春彦の過去回想で、糸電話と霧乃がピアノを最後まで弾けなくなった理由が判明するんだけど、あれではさすがに霧乃が可哀想だ。よりにもよって、別れの日を演奏会の日と同じにする事はないのに。莉子の記憶を自分の思い出のように嬉しそうに語る霧乃の姿は異常すぎる。結局、どこまでも偽善的な莉子と、精神的に弱かった春彦が全ての元凶だったのか。しかし、どんな結末を迎えても、霧乃は報われない気がするよ。今回は、とにかく病的な霧乃と、シナリオの巧妙さが際立っていて、見応えありました。

「護くんに女神の祝福を!」第10話

エメレンツィアの、ジョシコウセイ化大作戦。原作の番外編『ジョシコウセイ・クエスト』のネタを一部使っただけの、ほぼオリジナル展開。エメ可愛いよエメ。エメレンツィアが絢子に対して抱いてる思いが明らかになりました。2人が事ある毎に張り合う姿は微笑ましくあるも、明らかに普通の女子高生のソレではなく、目的が横道に逸れてるのはいやはや。カラオケボックスのシーンは、体良くキャラソンのPRですか?なんだか、エメレンツィアが護にデレるのが早すぎる気がするんだけど、次回の『吉村護ろめろめ作戦!』って、原作6巻の『吉村護××××作戦?』が元ネタなのか?護が魔王という超えられない壁にぶつかる前に、エメレンツィアが護大好きモードに移行してしまうと違和感が。予告は、ネタ切れをカミングアウト(笑)。

「Kanon」第10話

†春が来て、ずっと春だったらいいのに。
真琴編完結。避ける事のできない終焉が間近に迫る真琴に、愛情を注ぎ、少しでも多くの思い出を作ってあげようとする家族の姿は美しいと言う話。日常描写が秀逸で、キャラクターに対する感情移入の度合いがかなり高いので、わかっていてもグッと来るものがあるな。一番の見せ場である、物見の丘の上での結婚式は綺麗でしたね。最後の真琴が寝ているシーンは、その前の美汐の例え話と、春が来て〜の下りに呼応した、原作通りのカットですが、真琴編を通じて感じた事を当てはめて、好きなように解釈するのが一番良いのかな。エンディングへの入り方はまるで最終回のようでしたが、次回は普通に舞編に続く模様。オムニバス形式にして、次回から仕切り直しても良い感じですけど。

「はぴねす!」第10話

ネタバレ回。雄真は鈴莉の息子。魔法で春姫を助けたのは雄真、魔法を暴走させてしまった雄真は、鈴莉の昔からの友人である小日向音羽の元に預けられ、親と離れて暮らすことになる。上条兄妹の父は、母親を蘇らせるために式守の秘宝を使うも暴走、それを止めようとしたのは、鈴莉、小雪先輩の母・ゆずは、そして伊吹那津音。その際命を落とした那津音を蘇らせるために秘宝を狙う伊吹、父の犯した罪を背負って式守家に忠誠を誓った上条兄妹。中心人物がそれぞれ何らかの理由で繋がりを持ってる事が明らかに。でも、雄真が魔法を暴走させた事と、式守の秘宝は直接関係してないよね。鈴莉は思わせぶりに喋ってたけど。凄いシリアス展開なのに、幽体離脱するすももや、触手責めで何故か巫女服を脱がされる那津音で笑いが込み上げてしまうのは仕様ですか?式守の秘宝の封印に龍笛が出てきたので、最後は原作通り、雄真が笛吹いて大団円ですかね?