MOON PHASE 雑記

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かんなぎ」が、Comic REX次号表紙&巻頭カラーで重大発表。これは、本当にアニメ化かもしれんね。

BSデジタルはケーブルテレビで見てるんだけど、BS11がまだJ:COMで視聴できないので、「PERSONA -trinity soul-」はアニマックス待ち。「俗・さよなら絶望先生」は、第1期の感想を途中で投げてしまったので、今回も最初から感想は書かない方向で。

「true tears」第1話

原作未プレイ。CIRCUSとブロッコリーがタッグを組んで設立したゲームブランド『La'cryma』第1弾の同名ゲームが原作と言う扱いになってるけど、実際は、タイトルと“涙”に関するコンセプトのみを継承しただけで、それ以外はキャラクターもストーリーも全て原作とは別物のアニメオリジナルのようで。アニメーション制作のP.A.WORKSは、これが初の元請作品だったと思うけど、クオリティの高さは文句なし。eufonius結城アイラのOP/EDテーマは、「H2O」に並んで気に入った。エンディングで黒い鶏の方が飛んで実は生きてるネタバレかと思ったら、天使の輪が浮いてるし…。主人公は家業を継ぐのではなく、絵本作家を目指す高校生?同居人のヒロイン・湯浅比呂美は、亡くなった同僚の娘で、学校では明瞭活発で元気な女の子なのに、主人公の家に何か負い目を感じていて、家の中ではいつも自分を卑下にしてる感じ。自称涙をあげてしまったヒロイン・石動乃絵は、去年引っ越してきて色々と怪しい噂が囁かれてる電波娘。トラウマを抱えていて、涙を取り戻すのが目的らしいけど謎が多い。ちびっ子お姉さんヒロイン・安藤愛子は、今川焼き屋の看板娘で主人公の友人の彼女。ヒロインの1人になってる事や、主人公に接する態度からして、実は主人公のことが気になってる系?友人から寝取るとかそういう方向では無さそうなんだけど…。主人公が風呂で比呂美に遭遇した後ティッシュを引っ張り出した時は、てっきりその半裸を思い浮かべて一発抜くのかと思ってしまいました、ごめんなさい(笑)。縞パン&フロントホックとか無駄にサービス良かったし、食事シーンで服が一瞬透けて主人公の心理を表現したり、そのミスリード(?)は卑怯すぎるぜ。息子の手紙を勝手に読んだり、比呂美に冷たく当たってる節のある母親が物語のキーマンになりそうか?例えば、比呂美は主人公の父親の浮気相手の隠し子で、母親はそれに勘づいてるとか?それぞれのヒロインのトラウマを解消して、最後には悲しみではなく喜びの涙を流させる事が出来れば万々歳かな。単純な予想通りにはならない意外な展開に進むらしいけど。

「シゴフミ」第1話

原作の湯澤友楼とは、川淳一(バンダイビジュアル)、大信博(ジェンコ)、松倉二(J.C.STAFF)、大河内一(シリーズ構成)4人の名前から取ったアニメオリジナル作品。電撃文庫から刊行されてるノベル版は別作家による先行メディアミックス的な位置づけらしい。ナデシコ等の佐藤竜雄監督とコードギアス等の大河内一楼がタッグを組んで贈る、「しにがみのバラッド。」風ちょっと切ない物語…かと思いきや、後半はショッキングな方向に急展開して驚いた。今冬新番1話のインパクトなら現時点で1番だろう。死者が死後の世界へと至るまでのは段階があって、完全に肉体を失う前に送ることができる遺書のようなものがシゴフミで、それを送り届ける使命を担ってるフミカが主人公かつ狂言回しになって進行するって感じなのかな?他のキャラクターはそれぞれのエピソード限りのゲスト扱いで。でも、今回の中心になってるロケット少年・翔太と、生徒会長(嘘っぽい)・明日奈はシゴフミの存在を人間側の立場から見ていく立場なのかと思ってたのに、いきなり1話で片想いの女の子に刺される役と、親と親友殺しの殺人犯になってしまうとはなあ。明日奈は、フミカが発見した廃ビルの下の階にあった撮影機材に囲まれた悪趣味な部屋、体に写経された裸の女性のイメージ、明日奈の父親が無職だった事を合わせて考えると、貧乏一家を養うために明日奈は父親にあの部屋で売春かAV撮影(?)を強要されていて、それが嫌で逃げ出したら偶然ビルの屋上で夢を追う翔太と出会い、自分の惨めさに改めて気づいて、妹を守るために父親を殺してしまったんだろうか?ロケットが飛ぶことを信じたのも自分と比較した裏返しかも。死に逝く者よりも、受け取った側のドラマと言うことから、恐らく『す』が伏線になってる翔太からのシゴフミを明日奈が受け取ってどんな行動を取るかに重点を置いて描くんだろうね。その後、明日奈が自殺して、明日奈のシゴフミを妹が受け取るとか、死の連鎖で物語が紡がれていく予感もする。翔太と明日奈の物語は次回で完結?ハッピーエンドを求める作品ではないと思うけど、ただ重苦しいだけではない、何かしら救いのある結末を見せて欲しい。

「破天荒遊戯」第1話

ああ、これは、シャニティアッー!の後継の匂いがする。原作はGファンタジー時代は既読。ZERO-SUM移籍後はほぼ未読。美少女魔法使いの主人公・ラゼルが、訳あり美青年をお供に連れて、依頼を受けて解決してお金を稼ぐいわゆる何でも屋家業をしつつ、おもしろおかしく旅をすると言う、プロットだけ並べると「スレイヤーズSP.」の下位互換タイプな作品。父親に家を追い出されて、パートナーとしてアルゼイドと出会ったら、次の場面ではいきなり時間が吹っ飛んでで幽霊騒動エピソード???話そのものはほぼ原作通りにも関わらず、なんでこんなにダイジェストっぽく感じるんだろう。シリアスとギャグのバランスが不協和音すぎてカオス。とりあえず、いきなり出てきたバロックヒートには、原作未読者の大半が誰だおまえ!とツッコミを入れたことだろう(笑)。冒頭で旅の仲間を探していて、アルゼイドとの出会いしか描いてないのに、いつの間にか仲間が増えてて、しかも結構親しくなってるんだもんなあ。個人的には、バロックヒートはラゼルのファーストキスを不意打ちで奪って、それ以降もラゼルにセクハラを繰り返す羨まし…じゃなくて、憎むべきイケメンという印象なんだが。全10話らしいので、ラゼルが隠してるラゼンシア・ローズと言う名前と『敵』に関するメインストーリーには触れず、原作から1話完結型のエピソードをチョイスするだけになるのかな?
10話だと1クール埋めるのに3話分足りなくなるんだけど、そこに後番として「BUS GAMER」(全3話)が入るようだ。

「君が主で執事が俺で」第1話

ウホッ!阿部さんの勇姿がTVで拝めるのは『きみある』だけ!
原作プレイ済み。「つよきす」スタッフがきゃんでぃそふとから独立して設立した新ブランド『みなとそふと』第1弾タイトルを、某Cool×Sweetの出来に憤慨した原作者が、今度は原作に理解あるスタッフを得てアニメ化。導入部はほぼ原作通りなんだけど、とにかくネタの宝庫アニメ。ドモンと東方不敗ジャイアンが共演してる凄すぎるキャスティング、使える声優ネタは絶対に見逃さない勢いの盛りだくさんなパロディ連発、テンポも悪くない。良い意味で頭の悪いノリは成功してるんじゃないかな。「ハヤテのごとく!」と(意図的に?)被ってる点も多いし、この手のパロネタが嫌いな人はただ寒いだけかもしれないが。クオリティに限って言えば1話から低調でCool×Sweetに劣ってるよね…。鳩ねえは、原作者インタビューで言われてた通り腹黒度が増してるかも。夢の弄られっぷりは、スタッフに愛されてるなあ、と。原作に忠実すぎると確実に凡作になると思うので、どこまでアニメオリジナル色が出せるかに期待。