MOON PHASE 雑記

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せい☆ぞん「生徒会の一存」第1話

原作既読。くりむの命令で鍵が生徒会の日々を綴った小説を執筆し、富士見書房に掛け合って出版しているのが『碧陽学園生徒会議事録』と言うメタフィクションな設定。過去のとある事件が原因で、美少女だらけの生徒会から、果ては全校女子生徒を自らのハーレムにして幸せにすると言う野望を持つ主人公・鍵と、人気投票システムによって選出された生徒会美少女メンバーが、生徒会室の中で、日々ひたすらパロネタやオタネタを織り交ぜて駄弁ってるだけと言う、色々な意味で挑戦的な内容なので、原作が売れてる分だけファンも多いけど、それと同じぐらいアンチも量産しているのではないかと思われる。誰もが思うであろう、ドラマCDで十分じゃないかと言うツッコミは、作中で自虐ネタとして取り扱われてしまっているし、パロネタの元ネタ探しは手垢に塗れてしまってるので、感想サイト泣かせの作品なんだよなあ。舞台が生徒会室のみ(+企業編の一部で講堂)で動きがほとんどないので、妄想シーン以外はいかに女の子を可愛く描いてくれるかが大事なのに、いつものスタジオディーンらしくガッカリ作画なのは…。しかも、媒体の違いで、キー君のモノローグがないのが痛いね。アバンの会話劇などそれなりにアレンジはあるものの、パロネタを含めて、ほぼ原作1話+原作5巻の話と言う構成。“ぺったんこ”の話を組み合わせつつ、一人で頑張っちゃうキー君オチに持っていったのは悪くなかったな。ナチュラルに真儀瑠先生が登場してるところから察するに、企業編はスルーか?花田大先生ワールドが炸裂して、後半で企業編の超展開になる悪夢と言うのも、怖い物見たさでちょっぴり期待してるんだけど(笑)。オープニング・エンディング曲に、作中に登場する“あの”電波ソングをレギュラー起用する度胸はさすがになかったようだ。