MOON PHASE 雑記

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「ブラックラグーン」第1話

血と硝煙とスラングが乱れ飛ぶ、ハッキリ言ってテレビアニメ化が難しい作品なので、かなり不安だったんだけど、全く持って要らぬ心配でした。これは素晴らしいね。オープニングからして格好良すぎ!ストーリーはもちろんのこと、『ビールなんざ小便と一緒さ』とか、『インポ野郎!』とか、汚い言葉まで原作に忠実。ガンアクションも中々スピード感があって悪くないし、ドンパチモノのアニメ化としては、かなり恵まれた感じ。あえて悪い部分を挙げるとしたら、1話でロックが仲間入りするまでを描かなかったので、原作未読者に対する掴みが弱い気がしたのと、レヴィ@豊口めぐみの声にドスが足りなくて、イメージしてたのと少し違った事ぐらいかな。まあ、些細なこと。次回以降も期待大。ロベルタとレヴィの殴り合いが楽しみだ(笑)。

「ひまわりっ!」第1話

番宣を見た時点で覚悟はしていたけど、予想以上の棒読みっぷりでした。まあ、声はそのうち慣れると思うので、一番の不安材料は、やっぱり杜野幼青=影山楙倫監督なんだけどね…。どうしても、「ONE」とか「下級生2」とか黒歴史の記憶が過ぎる…。友人から振り込め詐欺に合って借金返済の為に忍者学校の教師になる主人公って設定は斬新だな(笑)。今後の展開には、ほとんど役に立ちそうもないけど。ひまわり以外のクラスメイトは印象悪い。主人公を列車で轢き殺そうとする所は、忍法で幻術を使って試してるだけなのかと思ったら、本気で殺るつもりだったみたいだし。あと、試験管で純粋培養された忍者とか言ってたけど、冒頭のシーンを見る限り、ひまわりも試験管ベビーなのでは?それと、恋愛は御法度と言いつつ、公式サイトを見ると、ゆすらは彼氏持ちなんだが…。

「夢使い」第1話

1話完結型で、原作とは全く別物になるのは知ってたけど、本当に原作のキャラクターと設定を使っただけのオーソドックスな異能力バトル物になってるな。狂ったような背景の描き込みも、うんちくまみれのインチキ玩具の解説も、人体変形も、塔子の飲んべえ設定も、エロも、ロリペドショタの変態分も、近親も、ねっちりとした同性愛も、全て無くなってしまってるようで。そもそも、原作は最初のエピソードが中学生の想像妊娠ネタという濃さだったからなあ。アニメ版は毒を抜きすぎて平凡。まあ、普通に夢使いたちが活躍するアクション物と思えば、それほど悪くはないんだけどね…。それならそれで、変身シーンとか、もっと魔法少女チックに気合い入れても良さそうなんだけど。

「Soul Link」第2話

相変わらず、アニメオリジナルの実習が微妙すぎる。後発の「ブラックラグーン」と、どうしても比較してしまうし。規約違反しても全く気付かない教官とか、原作にはなかった部分を適当に割り増ししてるだけで、深く考えてないような気が…。原作は1つ選択肢を間違えると全滅する即死ゲーなのに、アニメ版はぬるくなりそう。でも、沙佳と亜弥が出会えた事は、あとで亜弥が人質にされた時に沙佳が受けるショックの大きさに影響するという点で意味はあるかな。原作だと、亜弥は人質にされてる事をメインメンバーの誰にも知られないまま、テロリスト共に輪姦されてたからなあ…。本来ならば、もう1人の主人公である秀平と亜希の出会いは原作通り。と言うか、あのシーンから始まるんだけど。やっぱり秀平が主人公だった方が良かったよ。秀平とセラリアの意味深な握手シーンは、主人公たちの命運を左右するほどの重大な伏線だったりして。あと、沙佳が通った通路や倉庫も意外と重要。

「吉永さん家のガーゴイル」第2話

2話で原作1巻消化という、「半月」並のハイペースである事を除けば、手堅い出来。年相応に快楽主義者な双葉が、東宮の企てを知った時に、前回の美森の事を思い出してブチギレ。逃げる双葉を追いかける東宮は、ただ単におみやげを渡したかっただけとか、メイドとのやり取りとか、シリアスとギャグの使い分けにキレがあって面白い。ガーくんとケルプの戦闘シーンもしっかりしていて見応えがあった。次回は、ある意味メインヒロイン・梨々と怪盗百色登場。梨々パパは、この作品の中では稀少な、真っ当な(?)悪役なんだよなあ…。

「ウィッチブレイド」第1話

これなんてスピグラ2?原作のアメコミから設定だけを持ってきて、日本向けのオリジナル作品として再構成。せっかくの、うのまこと氏の絵が、偉い人の意向でコスチューム変更されてしまったのは残念だ…。前半は、親に生活力が認められない場合、子供は政府の児童保護施設に強制収容されるとか、どっちが子供のためになるか母親ならわかるでしょう?とか、そんなのわかりたくもねーよ!とツッコミたくなる胸くそ悪い話でどうしようかと思ったが、後半は変身ダークヒロインが、卑猥なセリフで迫りくる変な敵をぶっ倒す、B級エログロアクションになって、いかにもGONZOの十八番ですって感じ。

「きらりん☆レボリューション」第1話

一体どんなモーニング娘。久住小春プロモーションアニメで、デスボイスの破壊力に怯えながら見始めたんだけど、棒読みとかそんなレベルをはるかに凌駕した電波時空に一瞬で飛ばされてしまったので、頭がどうにかなってしまいそうだった(笑)。色気より食い気で、ネコと普通に会話して、友人やすれ違う人から『可愛い』とチヤホヤされてるのに無頓着で、普通の中学生!という自己紹介に全く説得力がないのが凄すぎる。カラスにさらわれて木の上から降りられなくなったカメを助けて、ビン底メガネを外したら超美形な飼い主に一目惚れ。誘われたコンサート会場に忍び込んだ挙げ句、ステージに落下。アイドル2人のアドリブでその場を凌ぎ、自分とは世界が違うことを知っても、だったら自分も同じ世界に行けばいいと、ステージに戻ってアイドルになります宣言をぶちかます。メチャクチャだ…。狂ったジェットコースタームービーを見させられてる気分になったよ。1話からデフォルメチックな絵ばかりなのは、制作状況が相当ヤバイための苦肉の策か…。

「西の善き魔女 Astrea Testament」第1話

原作未読。コミック版のみ既読。原作は確か完結してるんだよね?主人公が実は女王候補の1人だったとか、科学(?)が異端だとか、導入部のプロットとしては良くありがちなんだけど、それでも、惹き付ける要素はあった。何より、根がしっかりしているフィリエルが魅力的だし。テレビ神奈川の『アニメ魂』枠がこんな深夜というか早朝に左遷されてしまったのが勿体ないと思わせる出来かと。今期、掛け持ち作品の多いハルフィルムメーカーだけど、作画も良かった。ただ、後半の展開は早すぎだし、セリフの繋がりも結構無理してるので、事態を把握するのが大変。どうやら1クールで原作全て消化する超圧縮展開らしいので、今後がちょっと不安だなー。

「ストロベリー・パニック」第1話

マリみて」と「おとボク」を足して2で割って、男性向けに極端なフィルタを掛けたような作品。同じ場所に女子校が三つとか現実離れした設定も、むしろ清々しい。「シムーン」は変化球過ぎて付いて行けない気分にされたけど、こちらはソフトタッチに描かれいていて、女の子たちも、第一印象としては嫌味もなく可愛いので素直に楽しめた。2クールなので途中で中弛みしそうな予感がするけど、深く考えずに百合萌えを堪能するのが吉かな?エンディングの実写百合には、さすがにビックリしたけど(笑)。