MOON PHASE 雑記

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「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」第4話

次回予告の“恋のキャッキャウフフ”が全部持っていった気がしなくも無いけど、何はともあれ、原作1巻のクライマックスである、まつろわぬアテナとの決着回。神具ゴルゴネイオンを取り戻し、アテナ、メデューサ、メティスの成す三相一体の女神として復活してしまった、古のアテナ。闇の力の影響で電子機器がダメになって、そのせいで車が動かなくなったのか、アリアンナさんの運転でダメになったのか判断できないが(笑)、足止め食らってモタモタしていたものの、前回、護堂が受けた死の風を浴びてピンチになった祐理の助けに応じて、『風』の権能であっという間に駆けつけることに成功。ついでに、おあずけを食らっていた、神殺しの剣『黄金の剣』を完成させるために、エリカからの知識の授受という建前なベロチューの続きを、祐理さんの前で見せつけるぜ!神の出自を暴くことで、相手の神格を切り裂く黄金の剣の性質上、どうしても戦いながら神のうんちくをしゃべり倒さないとならないわけですが、原作とアニメの媒体の違いが一番顕著に出る箇所だと思っていたとおり、アテナを追い詰めたワリに内容が薄っぺらいというか、迫力に欠けたと言うのが率直な感想だなあ。1話の前日譚をやらないで、クライマックスにもう1話分使って欲しかった。一応、神様のうんちくに関しては、アニメの尺に合わせた、原作者書き下ろしのテキストだったようですが…。護堂の切り札である『白馬』対策をしていたアテナは勝利を確信したと思いきや、護堂の本当の切り札は、神を切り裂く力を持つエリカの魔剣『クオレ・ディ・レオーネ』で、人間など虫けら程度にしか認識しない神故にアテナも例外ではなく、エリカの存在を失念していたおかげで勝利を手繰り寄せたと。ここまでは、日本にアテナを導くことで、他のカンピオーネの介入を防ぎ、護堂にアテナの権能を簒奪させるというエリカの思惑通りに進んだけど、最後の最後で護堂がアテナを見逃すのは想定外…というほどエリカはガッカリしてないよね。息ぴったりに護堂の性格を把握してるエリカが、そこを見抜けなかったとは思えないし。そもそも、全裸ロリなアテナにトドメを刺すとか、需要と供給的な意味で無理だから(笑)。コロッセオに続き、今回は浜離宮らしき場所がクレーターに…。次回は、冒頭で書いたとおりキャッキャウフフ?無理して出番作ったわりに存在意義皆無に終わったリリアナさんがハーレム要因に加わる話がはじまると思われます。といっても、優柔不断な護堂さんが、ヒロインたちは全員俺の女だ!宣言するほど達観するのはまだまだ先で、アニメ版ではそこまでいかないだろうしな…。