MOON PHASE 雑記

ニュースサイトMOON PHASEのブログ

「School Days」第11話

前回に引き続き、あらゆる意味で超越し過ぎてて、変な笑いが止まりません。伝説の目撃者になった気分ですよ。悪化の一途を突き進むカオスな状況を、一気に畳み掛ける怒濤の脚本、第4話以来の再登板となるエロスの巨匠、金澤勝眞氏の絵コンテで事後描写もより扇情的に、そして、それらを引き立てる演出、全てがハイレベルに纏まっていて身震いした。2曲の挿入歌の使い方も素晴らしいし、クライマックスに相応しい濃密な内容だった。いきなり光も毒牙にかけてる誠!!刹那がフランスに行ってしまった事をメールで知り、誠の浮気とのダブルパンチで引きこもりになってしまった世界を光は心配して、誠を見舞いに行かせようとしたらしいけど、世界と言葉と言う何だかんだで抑制剤だった2人がいなくなった誠に接近するのは、釣り堀にエサの付いた釣り糸を垂らすより確率の高い危険行為。当然喰われます。さらに、誠はクラスメイトも片っ端から喰い漁ってました。相変わらず口先だけの誠。やっぱあんた最低だね、と光。何もかも面倒なんだよ、と誠。その後、学校でも犯ってたし、今回だけで光と3回もセックスしやがったのか、誠センセイは。ゴム越しでも孕ませられるよ、早く逃げてー!サブタイトル通りだけど、原作の『みんなの誠』エンディングを、アバンでそのまんま描いてしまったのは衝撃。この高校の女子が性的に自由すぎるのは改めて言うまでもないですが、乙女の取り巻き3人も誠のテクに興味津々、誠と4P乱交パーティー開催しちゃいますよ。そして、1人は彼氏持ちにも関わらず、誠の肉棒の虜にされてしまった模様。誠センセイの手にかかれば、寝取りも楽勝ですね。壊れた言葉様は、着信拒否されてる携帯電話に向かって、ずっと誠と会話を続けていたり、ノコギリらしき物体を撫でていたり。さすがヤンデレ界の頂点に君臨する言葉様。「SHUFFLE!」の空鍋、「Gift」の糸電話すら軽く越えていくぜ。しかし、そんな誠センセイのハーレム絶頂期も、世界のつわり発動、妊娠カミングアウトにより唐突に終わりを迎えます。俺に言われたってわからないなどと逆ギレする誠は最低を極めてるな。世界が倒れて、妊娠が学校中に知れ渡り、学校中の女子から避けられる誠には、思わず、ざまぁ!!!と大爆笑。やってきた乙女に対し、世界のことは俺のせいじゃない!と言い切れる誠の思考は理解不能。奴には反省の欠片もないさ。これには乙女も愛想を尽かし、誠の写真をゴミ箱へ。ああ、スッキリ。誠の子供を身籠もったことに喜びを感じて、何とか空元気で踏みとどまってる世界。でも、そこでアップになる意味深な包丁。誰も相手をしてくれないんだよ!とクリスマスの街を無様に彷徨う誠は、壊れた言葉様と偶然出会う。壊れた言葉様の姿に戸惑いながらも、何もかもが遅すぎた誠の懺悔の再告白。言葉様の瞳に光が戻る。次回、最終回『スクールデイズ』、バックで鳴り響く救急車のサイレンが示すのは一体なんなんだ!?言葉様の皆殺しショーフラグは消えてしまった感じなので、シチュエーション的には、『我が子へ』か、『二人の恋人』のどちらかに近いけど、ここまで突き抜けたんだから、最後も、さらに予想の斜め上を行くオリジナル展開に期待して、この戦慄の愛憎劇の行き着く先を見届けたいね。